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池澤夏樹「マシアス・ギリの失脚」

1月24日(日)

「マシアス・ギリの失脚」を読了。そして池澤夏樹に対する感想を180度転換。
私はわりと今まで、その作家の小説を読む前に、随筆や新聞のコラムなどを読んで自分に「向く」「向かない」を判断し、それで「向く」と思った作家のものを読むというパターンが多かった。それであまりはずしたことがなかったのだが、この池澤夏樹に関しては見事にはずしてしまった!前に某新聞の書評かなにかを読み、その内容も文体も好きじゃないと思ってからこの方、作品に手を出したことがないまま自分には向かない作家と決めつけていたのだ。
で、100円だから買ったこの「マシアス・ギリの失脚」、何となく読み始めちゃったら、おもしろくて止まらなくなった。まず舞台が私の好きな南洋の島。照りつける日差しと椰子の木の影、青い海と乾いた風が感じられるような風景描写。思ったほどペダンティックでもなく軽やかに進行するストーリー。ところどころで披露される歴史的知識や文化論も程よい分量だし、時おりのぞく茶目っ気やユーモアの加減が著者の意外な「可愛げ」を感じさせるし(笑)。はっきり言って私が好きな部類の本だった。ごめんなさい、池澤先生。作品を読む前にその作家を好きだ嫌いだ、などというのは100年早いのが良くわかりました。
それにしても私の短文判断法も結構便利だったんだけどなぁ。だって限られた時間の中で自分が読むべき価値のある一冊を探し出すというのは、とっても大変。でもきっと自分も他人も時間とともに変化、成長、退行?していることを思えば、ある時点ですれ違ったとしても、違う時点で波長の合う瞬間があって不思議ではないのかも。そのタイミングは本の神様のみぞ知る?偉そうに「好きだ」「嫌いだ」などと先入観を持たず、心と頭を柔らかくしておくことが、神様のサインをキャッチする秘訣なのかもしれない。
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