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常盤新平「雪の降る夜に」

3月25日(月)

今年もはや3ケ月が過ぎようとしている。昨年からの身辺の慌ただしさが、親の葬式という形でひと区切りつく・・・と言うわけで年明けからいろいろあり、今年ブックオフへ行けたのは2回ほど。ブと言えば、数ヶ月前、地元駅前にもう1店が開店した。衣服やブランドものも扱う大型店である。そのせいがあるのかないのか、行きつけのS店の100円棚は引き続き今いちな感じだけど、次の7冊を購入。

   常盤新平「雪の降る夜に」(東京書籍)
   熊井明子「夢のかけら」(春秋社)
   落合恵子「積極的その日暮らし」(朝日新聞社)
   朝吹真理子「きことわ」(新潮社)
   吉村 昭「魚影の群れ」(ちくま文庫)
   田辺聖子「不機嫌な恋人」(角川文庫)
   柴門ふみ「恋する文豪」(角川文庫)

まず先日亡くなった常盤新平さんの短編集を一冊。翻訳とエッセイ以外のものを読むのは初めてかもしれない。去年の夏に読んだ「東京の小さな喫茶店」が欲しいけど、ブでは無理かなぁ・・・やっぱり。
熊井さんの「夢のかけら」も短編集で、こちらもエッセイ以外のものを読むのは初めてだったが、森茉莉との思い出を描いた「薔薇が香るとき」はとても良い。森茉莉ファンは一読の価値あり。
落合恵子という著者名のついた本にもつい郷愁を覚えてしまう。大昔、中学生だった私は彼女の本はほとんど買っていた。「おしゃべりな屋根裏部屋」「おうちへお帰り」「スプーン一杯の幸せ」その他もろもろ(今も本棚のうしろにあるはず)。あの頃の彼女のエッセイ本は、夢見がちな少女たちのココロをしっかり掴んでいたのだ。彼女自身の心も体もまだまだ恋するオンナだった。そして時はめぐり、今や彼女は「やまんば」のごとき髪をふりたて(この髪型の理由も本書に載っている)、社会問題を糾弾する戦う女。女の・・・と言うか、人の一生は本当にわからない。ただ、現実から目をそむけずに生き続ければ、今の「落合恵子」にならざるを得ない気がする。
朝吹真理子本は前に「言葉の格がちがう」と評されていたので一度読んでみたいと思い。
「不機嫌な恋人」は著者自ら「王朝のハーレクインロマンス」と言っているように、三条油小路に住む小侍従と二条の少将の恋物語。ちなみに、この中に書かれている「香」については先の熊井さんの著書を参考にされたそうだ。
そして「恋する文豪」もちょっとした掘り出しもの。柴門ふみ流文学論がおもしろい。例えば庄司薫「赤頭巾ちゃん気をつけて」の文章は、アタマに「ヒロシです・・・」をつけるとぴったり来るとか(ヒロシです・・・足の親指の爪をはがしてしまいました)、かつて「太陽の季節」を書いた元都知事を、その主人公の分析を通して「人は、快楽に支配される。他人を支配することでしか快感を得られない人間は、一生変わらない」と断じたり。さて、親を見送ると自分の残り時間ももうさほどないような気がして来る。あと何冊本が読めるか、あと何回ブへ行けるか(そうじゃないって)。ますます早いとこ仕事を辞めたくなった春の宵である。
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